こんにちは、ヨガインストラクターのMinako.です。
あなた
・いつも右側を下にしないと寝られない
・まっすぐで寝てもいつの間にか足を曲げて寝ている
・両手をバンザイして寝てたけど何か意味があるのかな?
このような疑問をもったことはありませんか?
ヨガでは体と心を整える(コントロールする)のですが、体の様々な特徴からどこに異常があるのかがわかったりします。
手の指をみて体質がわかったり、足を見てどこが不調かわかったり、といった具合です。
今回はさまざまな寝相(寝姿)について体の状態や異常の意味を解説していきます。
【寝相】には意味がある~ヨガで見るカラダのすべて~
寝相と解説
うつ伏せ
腎臓や胸部の働きが弱まっていたり、下垂している。
排泄機能や呼吸機能が不完全である。
腰に無理がかかっているので、性ホルモンのバランスが悪くなっている。
横向き
疲労している方を上にして異常な部分を休める姿勢になっている。
右側を上→肝臓に異常がある。
左側を上→脾臓や胃に異常がある。
※しかし、疲労が積み重なり、凝りとなって固定した場合は、麻痺状態になっているので逆に異常な側を下にして、血液をそこに集めて準備して、回復する体勢に入っている。
横向きで両ひざを曲げる
消化器に異常
横向きで片方のひざを曲げる
泌尿器に異常
仰向け
足も手もまっすぐ伸ばしているのが健康な状態(くつろぎのポーズ・屍のポーズ・シャバーサナ)
この体勢で寝るのが一番疲れがとれる。
疲れがひどい時は両ひざを立てて寝ると腰椎一番がゆるんで頭の疲れがとれる。
片方の足を上にして組んだり、ひざを曲げている
恥骨がふぞろいになって、にきび、水虫など皮膚病になりやすい。
排泄も不完全になるから便秘にもなりやすい。
左右の足を重ねている
のせた足の側の内臓が弱っている。
右→肝臓
左→胃
足を大きく開いている
大腸か生殖器の異常
ひざを内側に曲げる
消化器が弱っている
ひざを曲げ、片方のひざに乗せる
生殖器、泌尿器に異常
両手を上に上げる
食べ過ぎ。肋骨を広げて胃をゆるめている。
肩を下げたり、足を縮めたりする
右肩だけ下げたり右足だけを縮めているのは、右の腹部か腰部に異常がある。
枕、腕枕をする
手を頭の下に入れて寝るのは、肩や首が凝って頭が疲れている。
枕がないと寝れないのは、猫背で首が縮んでいるから。
ずり上がる。ずり下がる。
頭の方にずり上がるのは血行がよすぎて暑いから。
足の方へずり下がるのは血行が悪いから。
ビタミン、ミネラルが不足していて神経に異常をきたしている場合もある。
両手を胸に乗せる
心理的に不安がある。
心臓は血液を送り出すポンプの役目があるので手を置くと働きが鈍る。
目指すべきは快眠
快眠の大切さは今や周知の事実とはなっていますが、まだまだ睡眠に不満足を感じておられる方が多いのが現状です。
快眠には睡眠をとりまく環境が重要であり、寝具、温度、湿度、光、音、そして体と心の状態です。
これらの条件を整えることを意識し、寝相を診断することで体の状態を見つめ直し、もっとも体と心がリラックスできる仰向け(両手のひらは上向き)での睡眠を目指しましょう。
快眠によるメリットは自律神経の調整、免疫力向上、認知症予防などにとどまらず、美肌や美髪など多岐にわたります。
まとめ
先にも述べたように、ヨガとは体と心を整える(コントロールする)教えでもあり、不自然を自然へ戻す教えでもあります。
その体と心の不自然は、アンバランスや日常の無理が引き起こします。
今回は寝相で今のあなたの状態をみる目安にいていただければと思います。
普段のクセに何か意味があったかもしれませんね。
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