・ホホバオイルってよく聞くけど何にいいの?
・どういう使い方ができるの?
・何を基準に選べばいいの?
そんな疑問におこたえします。
私はかれこれ25年ぐらい前にオイル美容に目覚めました。
肌が弱く乾燥肌の私としてはオイルの素晴らしさにすっかりハマってしまったわけです。
(当初はオリーブオイルからスタートしました。)
顔はもちろんのこと、体にも髪にも使える天然の植物オイル。
その中でも今回は万能オイルと言われるホホバオイルについて解説していきます。
万能【ホホバオイルとは】効果・使い方・選ぶポイント【徹底解説】
ホホバオイルとは
ホホバオイルとは、メキシコやアメリカ南部などの不毛地帯や砂漠地帯で育つホホバという植物の種子から採られたオイルのこと。
収穫できるまでに最低でも10年かかるといわれており、貴重なオイルです。
そのような過酷な土地で生き延びるため、熱に強く、酸化安定性が驚くほど高いのです。
370℃以上の熱で4日間熱し続けても品質の変化がないと言われています。
普通に使用する分には常温で数年間の保存が可能です。
(10℃以下で個体になり、常温で元に戻ります。成分に変化はありません。)
また、ホホバオイルの主成分はワックスエステルと呼ばれる人間の皮脂にも含まれる成分であり、人間の皮脂の20~30%がこのワックスエステルと言われています。
このように人間の肌と同じ成分ということで、安心・安全に使え、かつ浸透性・保湿性に優れているというわけです。
ちなみに、砂漠で育つ植物から採取されるオイルにアルガンオイルがありますが、このワックスエステルを多量に含むのは世界でもホホバオイルのみです。
ホホバオイルの種類
ホホバオイルには、未精製のゴールデンホホバオイルと、精製されたクリアホホバオイルがあります。
違いは次の通りです。
ゴールデンホホバオイル(未精製)
・きれいな黄金色
・精製されていないので、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、天然トコフェロールなど栄養分が豊富に含まれている。
・精製されていないのでお肌の弱い方はまれに刺激を感じることがある。
・美容効果を期待する方向け。
・商品によっては匂いが気になる場合がある。
クリアホホバオイル(精製済み)
・無色透明
・精製されているのでオイルの含まれている栄養分が少ない。
・お肌の弱い方や赤ちゃんにも使える。
・お肌が弱い方、バリア機能を高めたい方、保湿を期待する方向け。
・アロマオイルなどをブレンドするときはクリアがおすすめ。
ホホバオイルの効果
・殺菌作用
・抗炎症作用
・消炎作用
・反バクテリア作用
・皮脂バランスの調整作用
・乾癬・湿疹などの改善作用
・関節炎などの緩和
では、ホホバオイルの効果として詳しく見ていきましょう。
ホホバオイルの特徴
・美肌/アンチエイジング
ホホバは砂漠地帯で育つ植物ということもあり、もともと高い保湿能力を備えています。
そのホホバから抽出されたホホバオイルもまた保湿能力に大変優れており、乾燥が原因の肌あれやシワたるみ等の老化にも効果的です。
また、ホホバオイルの構成要素がワックスエステルと呼ばれる、人間の角質層の20~30%に含まれる成分と同じなため、浸透性がよくなじみが良いのも特徴です。
ワックスエステルの特徴として、肌を柔らかくしたり肌にハリと弾力をもたらす効果があるため、若々しい肌を保つ効果もあります。
また、ビタミン類も含まれているため、抗酸化作用としてシミやシワを防ぎ、新陳代謝を高め、皮膚を健康な状態に保つ効果があります。
・安心低刺激で全肌質に対応
ホホバオイルには皮脂バランス調整作用があるため、脂性肌には皮脂を抑え、乾燥肌には皮脂分泌を促す効果があります。
また、低刺激のオイルのためどんな肌質の方にも使える万能オイルと言われています。
・代謝促進による妊娠線の予防
お肌を柔らかく保ち、代謝を促進する作用があることから、セルライトや妊娠線の予防にも効果があります。
・ニキビ予防
優れた殺菌作用、反バクテリア作用があることから、クレンジングなどに使用することでニキビや吹き出物の予防にもなり、その後のターンオーバーも促してくれます。
・皮膚炎/アトピーに対応
炎症やかゆみを抑える効果があることから医療機関でも皮膚炎やアトピーに用いられることがあります。
・紫外線抵抗/抗炎症作用
バリア機能が非常に高いため、お肌を紫外線から守り、また、日焼け後の炎症を抑える働きがあります。
・抜け毛/フケ予防
皮膚からの浸透が早く、ヘッドマッサージをすることで毛穴の汚れを取り除き皮脂バランスを整えることで、抜け毛やフケなどの症状に効果があります。
・トリートメント効果
髪に少量なじませることで紫外線から守り、適度な保湿と油分によって髪を健康な状態に保ってくれます。
ホホバオイルの使い方
では具体的に使い方を見てみましょう。
今使っている化粧品にたす方法
・今使っている化粧水やクリームなどに少量まぜます。(1滴ほど)
・化粧水をつけたあと、ホホバオイルを1~2滴を手のひらでなじませてから顔を包み込むようにしてフタをします。
クレンジングの代わりに使う方法
いつものクレンジングの代わりにホホバオイルを使用します。
この場合はたっぷりのオイルでおこないましょう。
優しくマッサージするように汚れを浮かし、その後はたっぷり泡立てた洗顔料で洗いましょう。
日焼け止めに使う方法
ホホバオイルには紫外線に対する抵抗力はありますが、市販の「日焼け止め」ほどの効果はないため、焼けたくないのであれば日焼け止めを塗りましょう。
市販の日焼け止めがお肌にあわない場合は軽い日焼け止めとしてファンデーションの前に使用しましょう。
頭皮ケアに使う方法
シャンプーに混ぜて使用します。
5滴ほどのホホバオイルを混ぜて、普段通りシャンプーをしましょう。
頭皮マッサージで使う場合
シャンプーの前にブラッシングをし、ホホバオイルを手になじませてから指のハラを使って優しくマッサージします。
少し多めに使っても大丈夫です。
全体的にマッサージができたらラップなどでまいて5分ほど置くと効果的です。
そのあとは普段通りにシャンプーをしましょう。
オイルがたくさん残っていると乾かしたあとも重くなるのでしっかりとシャンプーします。
トリートメントとして使う方法
お風呂上がりの髪をタオルドライし、毛先を中心にオイルをなじませます。
髪の長さや量によって分量を調整しましょう。
少量でも充分効果があります。
つけすぎに注意しましょう。
また、乾いた髪にも使えるのでお出かけ前に少しなじませるだけでも紫外線予防になります。
このときにもつけすぎには気を付けて!
ボディケアに使う方法
お風呂上がりの少し水滴が付いている状態で体全体になじませます。
浸透性の良いオイルですが、お肌にいいからとあまりにつけすぎるとベタベタするので少しずつ調整しながら使いましょう。
なじませる時にボディマッサージもしましょうね。
ふっくらモチモチ肌になりますよ!
ホホバオイルの選び方
精製方法で選ぶ
これは先にも書いたとおり、精製済みのもの(ゴールデンオイル)か未精製のもの(クリアオイル)かということです。
双方にメリット・デメリットがあるので、目的にあったものを選びましょう。
低温圧搾法を選ぶ
低温圧搾法とは熱を与えずに、栄養分や成分を壊すことなく100%オーガニックで抽出する方法です。
ゴールデンホホバオイルは低温圧搾法で選びましょう。
無添加のものを選ぶ
オーガニックマークがあるか確認しましょう。
実は日本のオーガニック基準は甘く、オーガニック商品と明記していても実は「内容の一部が天然のもの」や「定められた添加物は使っていない」というものが多い現状です。
世界的に権威のあるオーガニックマークがあるかどうかを選ぶ基準にしましょう。
高品質なホホバオイルなので変なべたつきは一切ありません。
また、OIAと呼ばれる厳しい審査基準をもつ国際的オーガニック認定機関に認められている商品です。
リンク
原料のみならず土壌や製造工程なども厳しく検査され徹底管理された100%ピュアなオーガニックホホバオイルです。
こちらもオイル特有のべたつき感がなく、さらさらの使い心地なので夏でも問題なく使えます。
Amazon限定販売ですね。
無印のオイルも人気がありますが、無印よりべたつき感が気にならず使い勝手が良いです。
私はアロマをブレンドして使いたい時はクリアタイプのホホバオイルを使っています。
まとめ
ホホバオイルは人間の肌の成分と近いため、浸透性がよく安全なオイルです。
とはいえ、肌に合わない場合もあるのでまずは顔以外のところから少しずつ試してみましょう。
また、バリア機能も高めてくれるので季節の変わり目のトラブルにも重宝します。
キャリアオイル(植物オイル)は他にもたくさんありますが、その中でもホホバオイルはあらゆる肌質の人にも使えて、全身使えて、保存がラクというとってもオールマイティーなオイルなので一つ持っていても損はないですね。
よく比べられるキャリアオイル(植物オイル)にアルガンオイルがありますが、主な違いは以下の通りです。
ホホバオイル | アルガンオイル | |
特徴 | バリア機能を高める | 美容成分が豊富 |
おすすめの使い方 | お手入れの最後に | ブースターとして |
全身に使える | ○ | ○ |
敏感肌にも使える | ○ | ○ |
ちなみに私は一年中オイル派です。
ぜひお試しあれ。
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